湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

シェイプ・オブ・ウォーターアカデミー賞4部門受賞という事で

パシフィック・リムを地上波で、なんて意見をTL上でちらりと見たりしつつ、これは、金曜ロードショーで『パンズ・ラビリンス』をやる日も近いかしらと胸を躍らせつつ(あれ?もうすでにやってた?私はWOWOWで見たのですけれども)、地上波ゴールデンでダーク・フェアリーやってくんないかな、と、ちょっと思っていたり。

しかし、『ダーク・フェアリー』は、ギレルモ・デル・トロ監督作品では無いのです、脚本と制作です。

わりと絵面は美しいのにお話としては怖い、という、毒の含まれたトトロみたいな感じがすごく好きで(しかも後味も悪い)、無邪気に楽しんだ後に実はサツキとメイは既に死んでいて……なんていう都市伝説を持ち出すまでもなく、一つの作品で幼心を恐怖に突き落とす名作だと思います。

子供にとって『家』という世界の全てといえる空間に湧き出す恐ろしい存在。というのがぞわぞわします。

ああ、それ行ったら『パンズ・ラビリンス』も毒の含まれた『千と千尋の神隠し』みたいなものかな。ジブリ作品に慣れてしまっている少し厨二病に片足突っ込んだような年頃にオススメ。

ブログもたまには役に立ちますという話

なんてことはないのですが、娘の宿題で、産まれてからいままでの話をおうちの人に聞いておいでという宿題が出たのです。

産まれた時の記憶はインパクトがあるので、はっきり覚えていたんですが、ちょっと困ったのが、 1~2歳 3~5歳 で、区切って思い出を書かなくてはいけないという事。

こんな事があったよね~の、話の多くは、あれ? でもいつの事だったっけ? と、なってしまうので、結局ブログの過去記事を年で振り返りながら話をして、娘は無事宿題を完成させたという事です。

facebookとかなら、もうちょっと名前とか写真とか入れて詳細に書いておいても知り合い以外には見られないとは思うんですが、匿名で書ける範囲内でもそこそこ書く事はできたという事です、はい。

英語学習のモチベーションをあげるにはどうしたらいいのか

……娘ではなくて自分の話です。

学生の時分から、あまり海外の文化に対する憧れもなく(どちらかというと日本の小説は漫画、アニメへの関心の方が高かった)、洋画を見る時も字幕ではなくて吹き替えで見てしまう私。

基本的に英語が話せたらいいだろうな、と、思いつつ、学習意欲に結びつくほどではありませんでした。

今は昔と違って、Google翻訳など便利なサービスもありますし、ますます英語を身につける必要性を感じてないんですが(娘には勉強して欲しいと思ってますけれど)、なんとなく、あ、これは、英語ができた方がよかったかも、という事がありました。

どちらかというと『話せる』よりも『読める』ようになりたい気持ちの方が大きいのですが……。

日本人ではない人が書いた日本についての本がけっこうおもしろくて、

菊と刀: 日本文化の型 (平凡社ライブラリー)

菊と刀: 日本文化の型 (平凡社ライブラリー)

日本‐喪失と再起の物語:黒船、敗戦、そして3・11 (上) (ハヤカワ文庫NF)

日本‐喪失と再起の物語:黒船、敗戦、そして3・11 (上) (ハヤカワ文庫NF)

日本‐喪失と再起の物語:黒船、敗戦、そして3・11 (下) (ハヤカワ文庫NF)

日本‐喪失と再起の物語:黒船、敗戦、そして3・11 (下) (ハヤカワ文庫NF)

翻訳されたものもおもしろいのですが、こういうのこそ原書で読みたいなーと。

菊と刀』の明治維新のあたりとかおもしろかったです。

あー、あと、カズオ・イシグロとかも読んでみたいかも。

日本で言うところの青空文庫的な、プロジェクト・グーテンベルクというサイトもあるようです。

https://www.gutenberg.org/

知らなかったー!

だいたい私はそんなんばっかりなんですが、フィガロの結婚セヴィリャの理髪師の続編だったんですね……。

モーツァルトの歌劇の話です。

いえ、別に、その事を知らなかった事が、ことさらすごい無知というわけではないのですが、私、アマデウスのサントラを持っていたり、ベストモーツァルト100を買った程度には、モーツァルトが好きなのです。(積極的に嫌いって人もあまり聞きませんが……)

ベスト・モーツァルト100 6CD

ベスト・モーツァルト100 6CD

「アマデウス」オリジナル・サウンドトラック

「アマデウス」オリジナル・サウンドトラック

なんか、Wikipediaとかで読んだ事があったような気もするんですが、記憶に残っていなかったというか。

WOWOWのメトロポリタンオペラで『モーツァルトフィガロの結婚》 新演出』なんてのをやっていて、ふと見たら、

セヴィリャの理髪師」のその後の物語であり、モーツァルト絶頂期の傑作。

と、書いてあって、あー、そうなんだーと。前説に、宮本亜門氏と八嶋智人氏の解説があるのですが、そこでも、アルマヴィーヴァ伯爵の変貌ぶりが解説されておりまして、ちょっと興味がわきました。

マルヴィーヴァ伯爵が一目惚れした医者の娘(ロジーナ)を、理髪師にしてなんでも屋のフィガロがとりもち、伯爵は意中の娘(ロジーナ)と結婚してめでたしめでたし、が、『セヴィリャの理髪師』のおおざっぱなあらすじ。

で、伯爵の家来になったフィガロの恋人、スザンナに手を出そうとするマルヴィーヴァ伯爵、夫の浮気に悩む伯爵夫人(ロジーナ)と、そんな彼女に思いを寄せる、惚れっぽい小姓、ケルビーノや、フィガロに思いを寄せるマルチェリーナなど、たくさんの登場人物がバタバタする喜劇が『フィガロの結婚

あらすじは覚えてたんですが、登場人物の名前をちゃんと覚えていなくて、理髪師の伯爵と結婚の伯爵が同一人物なのだという事に『今』気づきました。

なんだろう、一緒にしたくなかったのかな、自分の中で……。

油断してました……

やすらぎの郷以降、おたっしゃドラマ枠となっているテレ朝12:30枠ですが、(徹子の部屋と併せ技とか、最近のテレ朝は単独一番組ではなくて、立て続けに視聴を続けるように編成かえてきてますね、ニチアサの編成も、仮面ライダースーパー戦隊→ライダー戦隊OBの出てくる2時間ドラマか、子供向け枠みたいに)黒柳徹子さんのドラマの次は越路吹雪さんのドラマをやってますね。

越路吹雪といえば、私がNHKのど自慢の予選に出た時(結果予選敗退でしたが)の曲がサン・トワ・マミーでしたが、まあ、それは置いておいて。

中村俊介さん出てんじゃん! もう! 教えてよ! テレビ朝日

最近、フジテレビの浅見光彦シリーズも作成されないし(野際陽子さんがお亡くなりになったので、難しいのかもしれませんが)、見る機会もあまりないなあ、と思ってたら居ました!

でも、きっと瀧本美織さんが大地真央さんに成長される頃には退場なんだわ……。

さて。

油断してました、テレ朝は、第二話放送前に第一話の再放送をやったりするんだった……。

BGの第一話の再放送が、私の安住の地を再び侵食しやがります。(・д・)チッ

まあ、視聴率いいみたいですね。よかったですね。

しきりに入るCMはまあ、我慢してますが……。

TVばっかりみてんじゃねえという天の声なのかもしれません。

青空文庫を読もう

無料で過去の名作がたくさん読める青空文庫。 しかし、強く『読みたい』という気持ちにならなかったり。 無料だし、いつでもいいか、と、思うと、案外後回しになってしまうのです。

図書館から借りてきた本は期限があるので、返却日までにはなんとかしようと思うのですが、やはりいつまでにやらないとという拘束力めいたものがないと、なかなか行動にはできません。

さて、テレビ朝日のドラマに、木村某氏主演のシリーズが始まる事となり、夕方の再放送が微妙に木村某氏にコンタミネーションされ(ひどい)、落ち着くのを待っていたんですが、やっと本番のドラマが始まってくれたおかげで、科捜研の女と相棒のヘビロテが戻ってまいりました。やった!

早速昨日は科捜研の女の再放送を見るべく、昼食の後からTVのチャンネルを5にして、待機していました。はりきって「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」から見ていたところ、「東京サイト」(東京都の広報番組、都内の施設紹介などをしている番組)で、「樋口一葉記念館」の紹介がありました。

ここまでが枕で、これから本題ですが。

台東区にある、「樋口一葉記念館」は、全国初の女性文学者の単館記念館なのだそうです。

樋口一葉といえば、五千円札にもなっていて、とても有名な女流文学者ですが、きちんと著作を読んだことがないなあ、と思い立ちました。

ガラスの仮面の劇中劇で『たけくらべ』を見て、なんとなく知ってる気持ちになっちゃってたんですが。

そんな時こそ「青空文庫」なわけで、さっそくタブレットから閲覧しようとしたところ、樋口一葉wikipediaページが。

その中に、こんなエピソードがありました。

名家の令嬢であった田辺龍子(三宅花圃)は「思い出の人々」という自伝の中で、「萩の舎」の月例会で、友人と床の間の前で寿司の配膳を待ちながら「清風徐ろに吹来つて水波起らず」という赤壁の賦の一節を読み上げていたら、給仕をしていた猫背の女が「酒を挙げて客に属し、明月の詩を誦し窈窕の章を歌ふ」と口ずさんだのに気付いて、「なんだ、生意気な女」と思っていたら、それが一葉で、先生から「特別に目をかけてあげてほしい」言われて紹介されたと、初めて一葉と会ったときのエピソードを紹介し、一葉は女中と内弟子を兼ねた働く人のようだったと書いている(このとき一葉15歳、龍子18歳。のちに2人は萩の舎の二才媛と呼ばれた)

二人の才媛!

なんて素敵な響き!

対面したことはないそうですが、紫式部清少納言とか、与謝野晶子平塚らいてうとか、村岡花子柳原白蓮とか!

おお、なんだこれ、知らなかったぞ!

と、三宅花圃さんを初めて知りました。青空文庫にも一作だけ入っています。「藪の鶯」という作品です。

さて、樋口一葉さんの方ですが、どうせ読むなら発表された順番にしようと思ったんですが、アプリの青空文庫は、発表年が一覧になっていなかったので、ここにメモしておきます。

闇桜って、なんか、すごく、ケータイ小説っぽいですね……タイトルが。

闇桜(1892年3月『武蔵野』)

別れ霜(1892年4月『改進新聞』)

たま欅(1892年4月『武さし野』)

五月雨(1892年7月『武さし野』)

経づくえ(1892年10月『甲陽新報』)

うもれ木(1892年11月『都之花』)

暁月夜(1893年2月『都之花』)

雪の日(1893年3月『文學界』)

琴の音(1893年12月『文學界』)

花ごもり(1894年2月『文學界』)

暗(やみ)夜(1894年7月『文學界』)

大つごもり(1894年12月『文學界』)

たけくらべ(1895年1月 - 1896年1月『文學界』)

軒もる月(1895年4月『毎日新聞』[30])

ゆく雲(1895年5月『太陽』)

うつせみ(1895年8月『読売新聞』)

にごりえ(1895年9月『文芸倶楽部』)

十三夜(1895年12月『文芸倶楽部』)

この子(1896年1月『日本乃家庭』)

わかれ道(1896年1月『国民之友』)

うらむらさき(裏紫)(1896年2月『新文壇』)

われから(1896年5月『文芸倶楽部』)