湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

コノハナサクヤかイワナガヒメか

オオヤマツミニニギノミコトに差し出した二人の娘のうち、イワナガヒメは醜いからと返されて、サクヤビメはありえない速度で妊娠したから、という理由で不義を疑われ、自ら命を絶ってしまった。

ひどい話だなあと思います。

そんなニニギノミコトの系列が(以下自粛)なわけですが、サクヤビメ自身は富士山の女神として今も祀られているそうです。

富士吉田浅間神社はそんなサクヤビメの祀られている神社のひとつです。

2000年10月に河口湖温泉目当てで行きました。
しかしながら、目の前に見えるはずの富士山は天候が悪かった為、一度も見えず。
残念な旅でもありました。
(富士の樹海にもちらっと行けたので満足ではありましたが)



天候の為、どことなくうっそうとした雰囲気の浅間神社境内です。

時に、静岡県といえば富士山(山梨もですが)、静岡県のマークは富士山をかたどったものでもあり、どうにも富士山のお膝元のような雰囲気があるのですが、こと伊豆地区に関してはその印象があまりありません。

途中に天城山をはさんでしまっているせいか、さすがの富士山も伊豆からは見えたり見えなかったり。
(まあ西伊豆あたりからははっきり見えますけども。)

浅間神社についても、松崎町の雲見浅間神社や、伊東の大室山浅間神社主祭神はサクヤビメではなくてイワナガヒメであったりします。

静岡県伊豆地方では醜いためにニニギに遠ざけられたイワナガヒメに同情して、コノハナサクヤビメの化身である富士山を褒めると怪我をするとか、不漁になるなどの俗信がある。(Wikipedeiaより)

伊豆地区というのは、宮下文書で言うところの富士王朝と対立した勢力の子孫だったりするのかしらと妄想したりするのは楽しいですね。