湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

現地に行かなければ、何も始まらない。

そう言って、アフガニスタンへ言った彼はテロリストの手にかかった。
やりきれない。

退避勧告の出ている地域での活動、それもまた覚悟すべき、という自己責任だと主張する人もいる。

しかし、志を持っていた人が、また別の志を持った人に殺められるという事に思考が停止してしまう。
ボランティアというのは、単に承認欲求を満たすだけのものなのか。

彼ら(テロリスト)にとって、外国人だった、という理由で民間人を殺害する事に絶句してしまう。

言葉で解決できないのは何故なんだろうか。
何かを乗り越えなくてはならない時、どうして銃を使うのか。

日常銃の危機にさらされない私には、想像する事すらできない。

日本人、異国人としてでなく、アフガニスタンの子供達の為に何かしたいと思っている一人の人間として、また、国を思う人として個で向き合う事ができないのか……。

伊藤さん志望動機全文