ここ数年、光陰矢のごとし。(強引矢のごとし?)
冗談でなく浦島太郎になってないか心配です。
誰が?何に対して?
何かがすり減って摩耗している気もするんですが、それは何だったかしら?とか思ったり。
失われた何かを探すため、自分探しの旅にまんが喫茶へ。(近っ!)
道を見失った時に読むまんががありまして。
- 作者: 深見じゅん
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/11/12
- メディア: 文庫
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できれば自分で買って持っていたいんですけど、どこにも売ってないんです。
KC版も文庫版も。
近所のまんが喫茶にはなくて、会社の近くのまんが喫茶をはしごして読破しました。
三流大学を四流の成績で卒業し、コネで総合商社「近江物産」に入社したダメOL(実はそんなにダメじゃないと思うが……)田中麻理鈴が、一目惚れした人の為に出世の階段を昇っていく物語です。
ドラマ化で知って、浪人時代に模擬試験を受けに前橋の本屋で立ち読みして、
大学に入ってからコミックスを全巻揃えて、寮を出るとき持ち出したまんがの一つです。(でもその後売っちゃいました;)
ダメOLとはありますが、田中麻理鈴は人として軸がブレていないというか、自分の中で何が正しいとかわかっているキャラクターです。
出世の為に迷いは無いはずですが、自分の倫理にもとる事はしない。
歳を経るごとにこのキャラクターってよくできているなーと思います。
周辺のキャラクターもとても魅力的で、ご都合主義的な展開もなくはないんですが、まあそれはまんがからという事で。
物語の中にOLの心得200箇条ってのがあるんですが、これ、文庫版に収録されているようですね。
今検索していてはじめて知りました。
2chの該当スレッドに一部あがってたんで貼り付けてみました。
第1条 OLは、社員すなわちサラリーマンであると心得ること。
第2条 OLは、その会社の社長代理であると心得ること。
第3条 OLは、会社の中では個人と考えないこと。
第4条 通勤着は働く気力があり、清潔に見えること。
第5条 動きやすく、働きやすく、しかも男には見えない服装を選ぶこと。
第6条 言葉は全てのコミュニケーションの基と考え、発声、発音に気を配ること。
第7条 遅刻はしないこと。出社は、定刻の10分前とすること。
第8条 ルーチンワーク(決まりきった仕事)は、手順良く手早く済ませること。
第9条 電話の応対は、ハキハキ、ゆっくり、私語を交えず、フレンドリーに行うこと。
第10条 電話を受けるときは、左手に受話器、右手にメモの準備を。
第11条 送話器との距離は7〜8センチ離すこと。
第12条 あいづちは、きちんと打ち、先方が切ってから受話器を置くこと。先方も切らず、譲り合いになったら、「失礼します」と断ってから切ること。
第13条 メモは、すぐに処置すること。
第14条 時々、自分の応対を他人の目でチェックすること。
第15条 接客は、敬意・誠意・慎みを心掛けること。過分な好意は不要。
第16条 名刺は、必ず両手で受け取ること。
第17条 名刺を受け取ったら、相手の名前を確認すること。読み方がわからない場合は、その旨を伝え、失礼のないように教わること。
第18条 用件の依頼を確認し、簡潔にまとめて、引き継ぐこと。
第19条 仕事は、明るく引き受け、効率を考えて処理する。
第20条 通勤時間も、勤務中と心得、会社の一員として行動する。
4条と5条あたりは耳が痛いなあ。
やばい、文庫版欲しくなってきた……。