湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

産めよ増やせよ地に満てよ

少子化対策についてちらっと見かけると、

・雇用環境の整備
・保育サービス等の充実
・地域社会における子育て支援体制の整備
・母子保健医療体制の充実等
・ゆとりのある教育の推進等
・生活環境の整備
・経済的負担の軽減
・教育及び啓発

と、少子化社会対策基本法にはあります。(基本的施策より)

ただ、これは、子供が少ないから実施する、というよりは、子供を育てる為の施策であって、
増やす為の施策では無いような気がします……。

まあ、子供を産みやすい環境、育てやすい環境を作る、という意味では有効な手立てだとは思うんですけどね……。

(雇用環境の整備)
第十条  国及び地方公共団体は、子どもを生み、育てる者が充実した職業生活を営みつつ豊かな家庭生活を享受することができるよう、育児休業制度等子どもを生み、育てる者の雇用の継続を図るための制度の充実、労働時間の短縮の促進、再就職の促進、情報通信ネットワークを利用した就労形態の多様化等による多様な就労の機会の確保その他必要な雇用環境の整備のための施策を講ずるものとする。
2  国及び地方公共団体は、前項の施策を講ずるに当たっては、子どもを養育する者がその有する能力を有効に発揮することの妨げとなっている雇用慣行の是正が図られるよう配慮するものとする。

ちなみに、子供を生み(母)、育てる者(父母)の為の育児休業制度については、母親はともかく、父親の為の制度にはまだとうていなってない気がするのです……。

上記雇用環境を仮に整備したとして、母のキャリアはどうなってしまうのか。
結局生むか、キャリアをとるか、という選択を余儀なくされるのは変わってないような気がします……。
いくら国の制度として育児休業制度があったところで、会社から見て育児休業中の人間は扱いづらいんじゃないかと思うわけですよ……。

>情報通信ネットワークを利用した就労形態の多様化

あたりに機会があるような気はしますが、そういうソリューションってあまり見ませんから……。
産休、育休中に現場勘のようなものが失われてしまう恐怖というのは中々消えません。

ああ、オチがつかない……。