湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

旅行代理店はどう変わるか。

まだ就職して間もない頃、友達と旅行、とかいうときは、とりあえずJ×Bの代理店を訪ねたりしたものです。
行き先を決めて、その地域の旅館は代理店へ聞く。
当然空室状況もそこでわかるし、季節料金の煩雑な値段も代理店のお姉さんに説明してもらった。

事前に代理店へ支払いを済ませ、当日はバウチャー券を旅館に渡して精算は終了。
入湯税とか、付帯の飲み物代は現金支払い。
新幹線のチケットも併せて代理店でとってもらって、旅行の手配はすべてお願いしていた。


で、今。

行き先が決まったら、じゃらんネットで検索。
少し前は旅の窓口(今の楽天)で探していたけれど、じゃらんの方がキーワード検索とか、会員向けの安いプランとかがあるので、個人的にはじゃらんを使う事が多い。
じゃらんで空きが無くても、直接旅館に連絡すると空いてたりする事もあるし、風呂トイレ無しの部屋しかなかったりした場合も同様に、直接旅館に問い合わせると他に空きがあったりする事もある。

交通機関は高速バスやJR、ネットで調べてそのまま予約してしまう事が多い。

支払いは事前決済だったり、当日現金支払いだったり様々。
失敗が無いわけではないけど、自分に合った形で手配ができる。
少々面倒かもしれないが、それほど苦にはならない。

こうなってくると、代理店って必要なのか?

と。

最近めっきり近寄らないが、大型のショッピングセンター内には以前として旅行代理店の窓口はあるが、多くは海外向けか、パック旅行の取り扱いが多いんじゃないか?と思ってしまう。

ネット慣れしていない人は依然として旅行代理店で手配をするのかもしれないが、団体でバスのチャーターが必要だったりする場合以外はあまりその必要性を感じない。

格安のツアーやパックのニーズはまだまだありそうではあるけれど……。

前に住んでいた町のJ×Bはクローズしていた。
今後町の代理店は減っていくのかもしれない。

今までのようなビジネスモデルは成り立たないように思う。
にも関わらず、これといって変わったことをやっているようには思えない。
ネット予約についてもじゃらん楽天と見比べて大きな違いがあるように見えない。

せっかく実店舗があるのだから、そのあたりもっとアピールして、ネットだけではない、対面式のコンサルをアピールしたらどうだろうか。
個人のニーズに合った旅を格安に提供する情報コンシェルジュ的な役割を担うという考えは、あまり利益に繋がらないのか、ビジネスモデルとして成り立たないのかねえ……。