湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

三、積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)

詳しい話は↓から
積恋雪関扉

装束がキラキラしく、
お姫様、傾城、桜の精(人外)と変わっていきます。
最初に出てくる小野小町は宗貞(後の僧正遍昭)の恋人。
次に出てくる桜の精(最初は傾城墨染として出てきますが)の恋人が宗貞の弟、安貞。

小町と墨染を同じ方が演じているので、混乱します。
帰ってから調べて別人なんだとわかってやっと意味がわかりました。

セリフの中にどうも小野篁が出てくるらしいというのは聞き取れたんですが、
他はさっぱり。
登場人物が少なくて、セリフで説明をするので、筋はよくわかりませんでした。
でも、絵面がキレイなんで、見ていて美しい。

桜の精、菊之助さんがたいそう美しくて、指先までぴしっとした手の動きとかドキドキものでありました。

松本幸四郎さんは悪役ですが、なんか声の通りが正直いまひとつ。
そういう役柄なのか、お歳のせいなのか……、ちょっと残念でした。

元は常磐津という事で、三味線、歌もよかったです。