湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

シェイプ・オブ・ウォーターアカデミー賞4部門受賞という事で

パシフィック・リムを地上波で、なんて意見をTL上でちらりと見たりしつつ、これは、金曜ロードショーで『パンズ・ラビリンス』をやる日も近いかしらと胸を躍らせつつ(あれ?もうすでにやってた?私はWOWOWで見たのですけれども)、地上波ゴールデンでダーク・フェアリーやってくんないかな、と、ちょっと思っていたり。

しかし、『ダーク・フェアリー』は、ギレルモ・デル・トロ監督作品では無いのです、脚本と制作です。

わりと絵面は美しいのにお話としては怖い、という、毒の含まれたトトロみたいな感じがすごく好きで(しかも後味も悪い)、無邪気に楽しんだ後に実はサツキとメイは既に死んでいて……なんていう都市伝説を持ち出すまでもなく、一つの作品で幼心を恐怖に突き落とす名作だと思います。

子供にとって『家』という世界の全てといえる空間に湧き出す恐ろしい存在。というのがぞわぞわします。

ああ、それ行ったら『パンズ・ラビリンス』も毒の含まれた『千と千尋の神隠し』みたいなものかな。ジブリ作品に慣れてしまっている少し厨二病に片足突っ込んだような年頃にオススメ。