湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

二、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)

【毛谷村】

毛谷村(けやむら、と、読むらしい)
舞台は九州。
武士ではないものの、武芸の達人、毛谷村六助の仇討ちの話。
師匠の仇とは知らず、微塵弾正実(正体は、師匠を殺した京極内匠)の仕官の為に、勝負にわざと負けるところから始まります。

六助の師匠の娘、お園さんが、男装して乗り込んできたり、
助けた子供が実はお園さんの甥っ子だったり、
お話じたいはけっこうドタバタと進んでいきます。

最後に、さあ、仇討ちに行くぞ、というところで幕。

いわゆる女武道(女性ながらも武芸達人の役どころ)なお園さんが、
すごくかわいくて、妹の仇と思って襲いかかったり、実は六助が許嫁だった事がわかるととたんに態度が変わったり。

六助さんもなんかゆったりして感じのよい人です。

子役ちゃんも出てきて、(しかもちゃんとセリフを言ったりお芝居している)盛りだくさんでした。

全く知らない話だったんですが、
わりと筋が読みやすかったです。