湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

疲労骨折?! か?

やっと痛みとさよならをして、練習に集中できると思っていたのに……。

水曜練習が終わり、左足人差し指に痛みが……と。
整骨院へ連れて行くと今回は腓骨筋(外側)ではなくて、内側が原因らしい、と。

疲労骨折、もしくはケーラー病の前触れ? ともとれるので注意深く痛みの経過観察が必要という事で、
今日も整骨院に行ってきました。

幸い、血流が阻害されているような兆候は無く、ケーラー病疲労骨折の線は無さそうという事で(けれどしばらく経過観察は必要という事でした)、痛みをとっていく方向で治療を進める事になりました。

骨が成長中なので仕方ないのですが、さすがに娘も落ち込んでいるようです。

またしても練習を休まなくてはならない状況になってしまったからです。

そして今回は前と少し状況が変わっています。
既に8月が見えており、5年生以下をメインとした新チームの準備を始めなくてはならない時期にきているのです。

先日コーチからいつから復帰できそうですか?
と、聞かれたのもそれにかかっていて、
5年生の娘をベストメンバーとして入れる事を考えてもいいのかどうか、という状況にきているのでしょう。

5年生は娘を入れて2人、
4年生は元々6人いたところに加えて、最近さらに2名増えて8人になりました。
ベンチに入るのは最大10人、そういう意味では4、5年生で充分、とも考えられるのですが、3年生にも上手な子がいて、
状況によっては3年生もベンチに入れる事が可能な状況です。

実際、娘が4年の時に3人の3年生がユニフォームをもらってベンチに入っていました。
さらにそのうち2人はAチームでした。
(ちなみに娘は一学年上でしたがBチームで、ベンチには入っていますが試合に出る事はほぼありませんでした)

故障が多く、練習日数も少なく、ましてさして上手でも無い娘は試合に使いにくいのでしょう。
それでも、上級生がいるうちはよかったんですが、ついに最上級生が見えてきて、
チーム運営的にもリーダーシップを必要とされる現状、だいぶコーチからも厳しく指導が入るようになってきました。

練習の時、コーチの指示通りに動けず、できないなら出ていろ、と、コートから出され、しばらく立たされていたり。
(その後コーチに練習に参加させて下さいと言って参加させてもらったらしいです)

再び足が痛い為、練習に参加できない事をコーチに伝えたら、テーピングでどうにかしたらがんばれるんじゃないのか。
試合に出たくないのか?

と、言われたり。

今までならば許されていた事も、許されなくなってきます。

どうもそのあたりに娘は理不尽さを感じており、
また、下級生の上手な子に先に行かれる事に耐えさせるあまり(これは私が)、
すっかり無理をしない気持ちになっていました。

競技としてのバスケは好きです。
けれど怪我をする事で体育の授業に参加できなくなったり、
(娘にとって)理不尽な事で怒られたり、
『楽しく』バスケができない気持ちになってしまったようです。

今まで足が痛くても、下級生に差し置かれて試合に出られなくても。
試合に出ている下級生から『試合に出られないのに何で来てるの?』と言われても、
「辞めたい」
と言わなかった娘が、ここへきて始めて

「辞めたい」
と言い出してしまいました。

足を痛める為の素養、身体が固い事、足の親指が外反母趾気味な事は、娘自身のせいではないと思います。

身体が固いのは、幼少期に運動する習慣が無く、身体の使い方が上手くなかったせいかと思っていますが、
これはあまり外遊びをさせなかった親である私にも責任の一端はあります。

また、今成長期でもあり、元々時期的に故障がしやすい部分もあると思います。

同世代で怪我の無い子もいますが、
娘が特別怠けていたわけではないと思います。

何より、痛みをかかえて練習ができないというのは娘自身が一番辛いはず。
気持ちで痛みを乗り越える事はできない事ではないかもしれませんが、
今までそれを期待もされず、必要とされていなかったのに、学年が上になった途端にいきなり責任だけ負わせるのはどうなんだろうと。

だったらもうBチームでいいので試合に出さなくていいです、と、言うべきなのか。

痛みのせいでモチベーションが下がっているとはいえ、一度言い出すと聞かない頑固さも娘にはあります。
事は慎重にしたいですが、
最上級生になる期待もあるのかもしれませんが、コーチの方の言い方については少し疑問が残っています。
コーチの気持ちもわかります。
でも、子供にそういう気持ちを推し量らせるには無理があります。

根性のある子、上手な子、そういう形でふるいにかけた上で競技としての『成果』を出そうとするのは、方法としては少し古いのではないでしょうか。

そうやってふるいにかけられた結果、入団者が減っているのだとしたら、
いくら体験会を開催し、知り合いに声をかけたところで徒労に終わるだけです。

クラブチームではありませんし、コーチ陣も報酬が無い状況ですから、やる気のある子だけ残すというやり方も有りなのかもしれませんが、今までバスケが好きだった子を嫌いにしてどうするよ、と、思います。

リーダーシップの前にまず競技者としての自信をつけなくてはならず、
それをするには娘には練習も試合に出る機会も足りていません。
悩ましいところです。
だったらその部分は口で説明して欲しいなあ、せめて……。

上手な子がリーダーになるんだったら、もう4年生リーダーでイイじゃん、とか思ってしまいます。
どうせ娘の代にはたいして期待しておらず、今の4年生の代に期待をしているくらい保護者はとっくに見抜いてますよ。

それでも。
ちょっとコーチに理不尽な怒られ方をしたくらいで「辞めたい」というのは、少しかっこ悪すぎないか、と、私も思ってしまうのです。
(私も昭和の人間なので……)

せめて今痛めている足が治るまで、
もう一度ちゃんと練習に復帰できるまで

「辞める」

という選択肢は延ばして欲しいなあと。

幸い、膝の方は今のところ落ち着いています。
また練習にフル参加したらわかりませんが……。

それでも、あちこち痛める事で行動に制限がかかってしまう事が娘のストレスになっているのならば、
辞める事も考えざるを得ないのかもしれません……。