湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

久しぶりの出張

妊娠以降出張はNGという事になっておりましたので、多分1年以上ぶりに日帰り出張へ行ってきました。
偶々上長が面談に行く予定があるという事で、そちらへフィックスして便乗させていただく形。

油断すると置き去りにされますよ、という同行のY本さんの言葉に緊張感ただよう行き帰りでしたが、私ときたら調子にのっていらん事もぺらぺらとしゃべって結果喉をつぶしました。
(馬鹿だ)

すごい失言があったりして、一面の地雷原を無策に飛び回ったりしていた事もありましたが、それについては忘れていただく方向で。(無理だと思うけど……)

で、面談予定の元新卒女子さんもまじえてお昼ご飯に。

その中で、偶々話題にあがったのが、同期の何人かが妊娠、出産で退社してしまったが、やっぱり辞めないとだめなんでしょうか、という話。
彼女自身に今そういう予定があるかどうかについては特に触れられませんでしたが、私の言葉としては、本人のやる気次第なんではないかなと。

私が出産後も仕事に復帰したのは三点

1)夫一人の収入では足りない

2)一度辞めて子育てしてからの復職だとサラリーが落ちてしまう

3)育休前の引き継ぎが不十分で心配だった

3)については私の努力不足もありましてなんともお恥ずかしい話ではあるります。まあ、おそらく引き継ぎが不十分であったとしても、うちの課のメンバーであれば何とかして下さったとは思うのですが、過剰にストレスをかける事で復職後にいらぬ軋轢を生みたくなかったなというのもあります。(気にしすぎかもしれませんが)

あとは潜在的な部分で仕事したかったんだろうなあ、やっぱり。
たとえば、1)の条件が満たされていて、夫の収入が充分だったとしても、2)の理由で復職はしていたと思います。

ここが最も悩ましいところで、十数年で築き上げてきたものが失われる事が怖かったんですかね。
休職して復帰というのは女性だけでなく男性にもあり得る事ですから、ブランクからの復帰で前と同等、あるいはそれ以上の収入を得るという事ができるかどうかという事については本人の実力次第だとは思うんですが……。
そこで引き替えになるのが、生まれて(たとえば3年くらいか?)からの一番かわいい期間共にいる事を犠牲にできるかどうかという事。

子供はかわいいです。
ずっと一緒にいたくなります。
誰でも多分悩むんではないかと思います。

私は復職を選びました。
でも選ばない人もいます。

たとえば、1年の育休を経てから同じサラリーで復職できるようにもしなったとしても、今までと同等に働く事は困難です。
実は2)は、ある程度がんばっても維持する事はできないかもしれません。
だったらもうリセットして、子育てに集中して、落ち着いてから職探し、でもいいんじゃないかとも思います。

ただ選ぶのは自分ですし、人それぞれだと思います。

会社の体制とか、労働環境とか、働くお母さんにもっと優しく、という向きもありますが、いかに建前上子持ちの母親の労働環境を優遇しても、結局決めるのは本人なんだと思います。