【毛谷村】
- 毛谷村六助→尾上菊五郎 (7代目)人間国宝。富司純子の旦那さんで、寺島しのぶ、尾上菊之助(5代目)のお父さん。大河ドラマで義経役を演じたらしい。
- お園→中村時蔵(5代目) 紫綬褒章。弟と息子二人が一、吉例寿曽我に出演
- 微塵弾正実は京極内匠→市川團蔵 (9代目)舞踊家、三世柏木衛門の子。息子二人も歌舞伎役者。
- お幸→中村東蔵(6代目)六代目中村歌右衛門の芸養子。 藤間紫の弟。
- 杣斧右衛門→市川左團次(4代目)大河ドラマ、1966年(源義経)、2005年(義経)両方に出てる。
毛谷村(けやむら、と、読むらしい)
舞台は九州。
武士ではないものの、武芸の達人、毛谷村六助の仇討ちの話。
師匠の仇とは知らず、微塵弾正実(正体は、師匠を殺した京極内匠)の仕官の為に、勝負にわざと負けるところから始まります。
六助の師匠の娘、お園さんが、男装して乗り込んできたり、
助けた子供が実はお園さんの甥っ子だったり、
お話じたいはけっこうドタバタと進んでいきます。
最後に、さあ、仇討ちに行くぞ、というところで幕。
いわゆる女武道(女性ながらも武芸達人の役どころ)なお園さんが、
すごくかわいくて、妹の仇と思って襲いかかったり、実は六助が許嫁だった事がわかるととたんに態度が変わったり。
六助さんもなんかゆったりして感じのよい人です。
子役ちゃんも出てきて、(しかもちゃんとセリフを言ったりお芝居している)盛りだくさんでした。
全く知らない話だったんですが、
わりと筋が読みやすかったです。