湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

金魚さんがしんじゃった

夕べ、お風呂に入ろうとしたところ、
金魚がぐったりして、ぴくりとも動かず、水槽の上の方を横たわっておりました。

娘が見つけて、
「きんぎょさん!」

と、びっくり。

餌をあげて、
少しだけ餌を食べて、その後、動かなくなってしまいました。

娘がとてもとりみだして、
「きんぎょさん!」
と、大泣き。

もっと美味しいご飯をあげたかった、とか、
一緒にいたかった、とか。

なだめてお風呂に入れて、寝かしつけました。

金魚が死ぬのはこれがはじめてではなかったんですが、
最後の一匹だったというのと、
分別がついてきたせいなのか、
ボロボロと泣きました。

私も子供の頃、家で金魚は飼ってましたが、
ここまで大泣きしたかな……、と、思うにあたり、
田舎の子供だったんで、
虫やらミミズやら、カエルやら、(下手をすると犬猫が車に轢かれて、とか)死体に慣れてしまっていたのか。

うまく言葉にならないながらも、一生懸命悲しみを言語化しようとする娘に、女の子だなあ……と、思ったりもしました。