湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

月曜ゴールデンが裁判員制度を意識したラインナップになっている……。


先週は見なかったんですが、今回は「量刑」
法廷ドラマというと、愛の流刑地逆転裁判くらい(これゲームですけど)しか知らなかったんで、裁判長側の話というのは初めてです。

娘を拉致されて、量刑に手心を加えるよう脅迫されている裁判官が主人公。

通常の2時間ドラマですと、犯人が逮捕されて終了ですが、こちらは逮捕されてから刑が決まるまでのお話です。

判決ってその日のうちに決まるわけでは無いんですね……。
法廷での検事側、弁護側の討議をふまえて協議する裁判官のやりとりが興味深い。

誤って母子を轢いてしまった女性が被告人です。
既に死んでいるものと思われた母を車の荷台に載せようとしたところ、母は蘇生。
妊婦でもあった彼女が興奮して騒ぎ出した事に驚いた被告人は女性の口を塞ぎ、窒息させます。
また、同じく怪我をしていた娘をも手にかけ、共々に遺棄します。

検事側の求刑は死刑。
弁護側の求刑は無期懲役

被告人の恋人であり、選挙運動中の代議士が保釈措置などをとります。
しかし、思いあまって裁判官の一人娘を誘拐。
有期懲役せよと脅迫します。

最終的に父親である裁判官は死刑判決の判決文を懐に持ちながら20年の懲役刑を下します。

娘は救出され、父は裁判官を辞め、裁判は控訴となり、係争中というところで終幕。

立場によって、また状況、見方によって物事は変わった側面を見せます。
それでも裁判官は判断を下さなくてはならない、と、物語は締めくくられますが、私が裁判員になった時、どうしたらよいのかとかそんな事を考えて見たりも。

3ヶ月後には二人目の子供が生まれるはずだったお母さんを殺された遺族の事を思うと……。
でも、介護の必要な被告人の母親の事を思うと……。

人を人が裁く事なんてできるのかと思いつつも、それが社会というものなのかなあとか思ったりもしました。

次回も裁判モノのようです……。