あと二回で最終回、実際は8月くらいから見直してるんで1年ではないのですが、
まあ、早かったですね。
「大阪城炎上」
完全に因縁以外の何物でも無い理由で大阪を攻める事が決まったことに対して、
「委細承知」
って、殿!
上杉の義は!
もう疲弊し、疲れ果てて、上杉は自分の家中の幸せしか考えられなくなってしまってるんですかーーーー。
伊達政宗は何か徳川の手先みたいな描かれ方してますし。
兼継と家康の会談。
兼継さんも立派な狸になりましたとさ。
ちゃん♪ちゃん♪
ってなもんです。
もはや彼にできるのは無礼ぎりぎりのところで皮肉を言うことくらいです。
歴史的な敗者が小さいながらも幸せをみつけて、現実と折り合いをつけながら生涯をまっとうする話、というのが天地人のテーマなんですかね。
高い志をあげるもかなわず、けれど身近なところで幸せをみつける事の意味とか。
時期的にぴったりだったのか?直江兼継。
秀忠が家康を悪人にした反動かいい人になってますね。
冬の陣に向かって話が進みます。
あと20数分です。
守る者は浪人ばかりで、味方する大名はいなかった……。
もう、兼継の「愛」の兜とかね……。
兼継を幸村が訪ねてきます。
この為に出てきたとしか……幸村……。
なんとか家康をいさめようと福島正則が動きますが結果は……。
「申し訳ありません……太閤殿下」
本当に今更な台詞ですが、けっこう見せ場です。
やはり豊臣家は三成が討たれたところで積みだったんだよなあ。
有能な家臣なくして家は守れないと。
そして、豊臣家の方々自害の報が政宗より家康、秀忠の元へ。
なんか、ゲームとかで立ち絵のあるキャラを使い回しているような感じなんだよなー、政宗も幸村も。
千姫は兼継と幸村の協力によって救われます。
秀頼と千姫が兼継に対面する場面はこれの伏線か。
孫娘が生きて帰った事を喜ぶ父と祖父。
助けたのは豊臣家の方々ですと言う兼継と千姫。
それが豊臣家の矜持であったという場面です。
嫁ぎ先が討たれても命を継いできた母、お市様からの薫陶というか、母の背中を見ていた淀殿というか。
しかし、絵の作り方が舞台劇っぽいなあ、あのいかにもスタジオな感じの照明とか。
甲冑姿の淀殿にちょっと萌えました。
もうちょっとこのあたり時間かけて描いても良かったんじゃないかなー。
孫の命を救ってもらってと涙ぐむ家康ですけど、こういう展開はもうホームドラマのノリですねえ。
人の生き死にの出てくる戦国モノにこういうメンタリティは違和感があるなあ。
家康おじいちゃんは天下人にはなりましたが、孫娘には嫌われてしまってロンリー。
ちゃんちゃん♪
……ひどすぎる。
ええええええええ、これがオチ?
これで最後なの?
そして最終回を迎えるの?
最後に「幸村、見事であった」という台詞がありますが、これで、幸村の手柄すら兼継の手柄みたいになっちゃってますよ脚本っ!
米沢の人が許しても長野の人が許さないんじゃないの?
まあ大河ドラマではよくあること。