湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

父が出てきた日

私の父は乗り物に酔う性質です。
以前などは病院のエレベーターで気持ち悪くなったほど。

そんな父ですので、私が実家を出てから学生寮にも、以前住んでいたアパートなどにも一度も来たことはありません。(偶々伯母の葬儀の際に火葬場が学生寮の前を通ったので外観だけは見ましたが)

そんな父も、出産の時には酔い止めの薬を飲んで病院まで面会に来てくれました。

んで、さらに、今日も母と妹と一緒に群馬から。
元々、産休が終わる前に一度くらいは来てくれるよと妹が言ってくれていて、それに便乗してくれたようです。

私と母と妹が外出してしまうと、子守をする人が居なくなるから、という理由だと聞いていたんですが、実は、お隣のおじさんが先日亡くなったのも由来しているようで。

女優の南田洋子さん、落語の三遊亭円楽師匠と、同世代の方が次々と他界され、自分もいつ……という気分になったようだと、買い物に行ったときに妹が言っておりました。

外出する時は、お父さん大丈夫かなーと、私と妹はしきりと心配していたのですが、母曰く、大丈夫よ、何だかんだ言ったって三人育てたんだからとの事。

何だか今日は娘がやたらとおとなしく(雨の日や気圧の低い日はよく寝てます)、留守番の間中寝ていたみたいで、父はちょっとつまらなさそうでした。

聞けば、私が生まれた時、母は貧血で私よりも後に退院したのだとか。
つまり生まれたばかりの頃、私の世話をしたのは祖母と父だったようです。

それでも、だっこをする時は落としたらなんだからと立ち上がらないで座ったまま抱いていました。

写真はPicasaウェブアルバムで随時更新していたんですが、写真より実物の方がかわいいねーとうれしそうでよかったよかった。
(私もそう思います、つか、脳内補正してるのかな?と、思うくらい写真と実物が違って見える事があるのですが……親ばかでしょうか)

最後は私用に買ったパンツの裾上げまで(父と母で一枚ずつ)やってくれました。
犬を残して来ているので早々に引き上げましたが、ありがたい事です。

でも家がちらかり過ぎ!
と、めちゃくちゃ怒られましたけどね……。
義母、義父も多分そう思ってるんだろうなあ、でも言いづらいんだろうなあ……。


妹の撮ってくれた娘の写真。