湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

試合に出たい という飢餓感

一時期、もう試合出たくない などと言っていた娘ですが、ケガをして出場できないとなると、やっぱり出たいという気持ちが出てきたようです。
場面に応じて6年生卒業以降の新チームで出場する事もあって、そんな時、皆がどんどん上手になっていく様を見るのは歯がゆいようで。

そうかそうか、よかったよかった。と、思いつつ、最近娘がハマって見始めている「ハイキュー!!」(新シーズン放映直前でアマプラで1シーズンから見られるようになっているのです)の影響からか、バレーボールやってみたいな……などと言い出したり。

うわああああ!!

勝ちにこだわるところや、試合に出られない上級生の気持ちの落とし所とか、そういうところを見て欲しかったのですが、やっぱりそっちにいっちゃったかー!
まあ、バレーボールもおもしろいもんねー。(私も子供の頃はよく妹と風船バレーをやったものです)

誕生日祝いもハイキュー!!のコミックスとスラムダンクとどっちがいい?
で、結局ハイキュー!!にしてましたし。(全巻は無理なので、21巻まで、妹と母がお金を送ってくれました……)

楽しければどっちでもいいんですけどね。

今はケガを治してまず日曜日の市内大会に備えなくてはね。
(多分6年生とやる最後の『優勝』のかかった試合のはず……県大会地区予選は別として)

娘、スコアラーに立候補する

土曜日の練習試合で負傷した娘でしたが、試合を見たい、ベンチをすると言って、日曜の大会、月曜の練習試合も参加しました。

行きの車、クオーターごとの配車な為、ベンチ確定な娘は4年生の子達の車で。
(あらかじめそう言っていたので、特にショックは受けていない様子、そう、仕方ないのです)

一試合目は普通にベンチワークやリバウンド拾いをしていたのですが、二試合目、スコアをつけていました。
通常、スコアラーは6年生の保護者が行います。

あー、これは6年生のお母さんが娘を不憫に思ってやらせてくれたんだろうなあ、ありがたいなあ。
と、思っていたら……。

別の6年生のお母さんから、自分からやらせて欲しいって言ってきたらしいよ?

と、聞いて、驚き、そして少し泣きそうになりました。

去年のU10大会、スコアは4年以下の保護者が行う事になり、私もJBAのサイトから書式をダウンロードして練習を始めたところ、娘を興味を持ち、時々何枚かプリントしたものを渡していたのです。

全日本の国際試合のスコアをつけたり、試合の動画を見ながらつけたり、自分達の試合の時も、時間が空く時などずっとスコアをつけておりました。

そんな娘だったのですが、来年、TO(テーブルオフィシャル)に入る時はショットクロックね、と、今の6年生に言われて少なからずショックを受けていたようで。
(ざっくりTOは、一番背の高い子が声だし、キャプテンがスコア、みたいになっていたんですね、つまり娘はキャプテンにはなれないだろうという事から、と思ったわけですね。ショットクロックショットクロックでけっこう難しいので、タイマーの操作に慣れている娘が適していると考えられた可能性もありますし、まあ、全体的なバランスからとも考えられますが)

練習ではなく、チームの記録として残るスコアです。
指導者達が共有する大切な情報を任せてもらえたというのは、とてもうれしかったようです。

娘がまだバスケを始めて間もなかった頃、ケガをした上級生がベンチでスコアラーをしていた事が印象に残っていて、それで言い出したのかもしれませんが、前向きにできる事をやろうとする姿勢はよい傾向だと思いました。

足のケガと違い、今回はドリブルやハンドリングの練習もできません。
指導者からもできる事が無いなら練習には参加しなくていいと言われたようで、ある程度回復するまでは体育館に行くこともできないかもしれませんが、治療に専念すると共に、できる事を探していきたいです。

大会決勝戦、強いチームの試合を見る機会がありましたが、上手な子達はやはり、ドリブル、ハンドリング、フットワークがしっかり身についています。
ダブルチームをかけられた時にボールを取り落とさない、ドリブルのプレッシャーに負けず、トラベリングしないというのはそうした基礎の賜でしょう)
スペーシングやチームディフェンスの動きも大切ですが、基礎になる部分をしっかりやって、来るべき新人大会に備えて欲しいですね。

娘、肋骨にヒビが入る

今日も練習試合がありました。
色々至らない点はありつつも、6年生に相談し、わからない事はコーチに聞き、まずまず上向きになってきており、今日はチームとしては点が取れない展開ではあったのですが、娘個人としてはファンブルも無く、スクリーナーとしても機能してがんばってるな~と思っていたのです。

……が。

試合が終わって、息を吐くと胸が痛いと訴え始める娘。

うー、呼吸ができてるなら骨折では無いと思うんだけどー、と、少し様子を見ていたのですが、
顔色が悪くなり、痛みもひかず、指導者から、医者に連れて行った方がよいとアドバイスがあって急ぎ病院へ。

ここで、私がもっと早く医者へと言っておけばよかったんですが、医者に連れて行こうとなったのが12時で、かかりつけの整形外科医院の診療時間が終わってしまいました。

そして再び#7119へ。
痛みの発生した状況や、現状を説明すると、整形外科がよいのでは?
と、土曜日でもやっている整形外科を案内してもらいました。

市内にも整形外科はあったのですが、医師が不在で、レントゲンを撮る事はできても診察はできないという事。
市内の救急指定病院についても似たような回答(一応専門外の医師はいるけれど、レントゲンを撮るかどうかの判別は医師が行うので、確実にレントゲンになるかはわからない、との事)で、結局龍ケ崎市の牛尾病院まで行きました。

予約優先なのでお待たせするとは思いますが……と、電話口で対応いただいた方に言われていたんですが、
え、整形外科で1時間待ちとか余裕ですよ。
(娘が前指を骨折した時も、義母が整形外科の外来に行った時も、3時間待ちとかしてましたからね)

自分の中ではすごく早く診てもらえたと思います。

症状を説明すると、レントゲンよりCTの方がいいですね、という事ですぐにCT検査へ。
14:30に受付開始して、16:00には会計できていたので、いやいや、超早いです。
助かりました。

結果、折れてはいませんでしたが、ヒビが入っているようで、また、CT映像で、少し腫れがある事、傷のない右側に比べて少し暗いところが濃くなっているのは内出血しているせいではないかという事に。

年齢的に自然治癒するでしょうから、痛み止めの飲み薬と貼り薬を処方されて、2週間くらい様子を見て、症状が無くなるようなら再診察は不要という事でした。(症状がひどくなったりしたらまた来て下さいという事でした)

なんですか、すげーいい先生ですよ!!(もちろん日頃のかかりつけの先生が悪いわけではないのですけれども)
#7119で案内して下さる病院の先生は二回とも処置も適切で本当にありがたいです。
ありがとう、#7119の人……。
あと診察して下さった先生。

娘、復帰して先日ようやく一ヶ月経ったのに、再び二週間お休み。

……チーーーーーン。

骨がもろいのって、日頃の栄養状態のせいなのかな、私の作るご飯がちゃんと体を作れてないって事なのかも。
ものすごく責任を感じました。

競技の事とか、おもしろくなってしまってオタク的にすごくのめりこんで調べてしまいましたが、まず親ができる一番の事、基本となる体作りがちゃんとできてないという事を再び痛感する事になりました。

もう少し栄養についてちゃんと勉強して、成長期の娘の為のご飯を用意しなくては……。

娘は大きく落ち込む事もなく、体力を落とさない為にどうするか考えているようです。
(前回も復帰直後は全く走れて無くて悔しい思いをしましたからね……)

骨折で一ヶ月休んだ後、緊急事態宣言で練習できず、復帰が見えてきたら膝が再発した事に比べたら2週間くらいすぐじゃんという事です。

強えな、母よりよっぽど強えな。
心が。

セルフハンディキャップかな、と思わないでもないですが、また一からのスタートです。

もう、五体満足で1クォーター出場できているだけでうれしいです。それ以上は望みませんよ、本当に……。

結局ごまかしにすぎないのか……

モチベーションが保ったのは1日だけでした。
月曜日は練習の無い日で、整骨院へ行ってからお家にゴールのある同級生の家でシュート練習をさせてもらって、そのまま遊んで来ましたが、帰宅してから、いつになったら辞められる?

……と。

団の練習は無かったので、指導者が怖いというのとは別の話のはずです。

よくよく話すと、皆に馬鹿にされているような気がすると言い出しました。

後から始めた同級生、一学年下でも既にベストメンバーになっている下級生、どんどん上手になっている下級生に馬鹿にされているような気がすると。

うーん、それはダメだ。
上手くならないからを理由に辞めるには、まだ一ヶ月ですよ、復帰して。
そんなすぐに上手には成らないし、下手な事を知った上でどう伸ばすかというのはバスケットボールに限った話ではないです。
今辞めたら、何をするにもちょっと手を出してすぐにものにならなかったら辞めてしまうって事になっちゃうじゃないですか。

ケガは仕方ないにしても、その後思うようにできないから、という思考の癖をつけるのはよくないです。

そもそも、馬鹿にされている気がするというのは、自分がそうやって下の子達を馬鹿にしてたんじゃないの?

と、言ってしまいました。

基本的に、人は人の事なんてどうでもいいはずです。
自分が上手になりたいという気持ちはあっても、誰かよりは上手だから、という考え方をしていると、追い抜かれた時にやる気を無くしてしまいます。
ちゃんと自分で負けを認めて、自分と向き合っていくしかないんです。

もし誰かが自分を馬鹿にしていると思っているのなら、それは別の誰かでは無くて自分の中にいる誰かがそう言っているんだよと。

実際、そういう様子は私から見てもあるので、他の子達が娘をなんとなく軽んじているところはあるのでしょう。
でもそこは乗り越えないと。

私の方もぶっちゃけてしまいました。

五年生で後戻りはできないよ、悪いけどと。

去年だったらまだ引き返せた。
でも今辞めるのは無責任だから。

来年度の新体制、確かに私たち親子が抜けても問題は無いのです。
でもその場合、何の迷惑もかけずに抜けるという事は多分できません。
一番迷惑をかけるのはもう一人の五年生親子です。

一緒にがんばるから、六年生まで、卒業までやり抜こう。

もう引き返せないし、ごまかしもできない。
やれる事を全力でやるしかないのです。

我慢を強いる事はしたくなかったのですが、やりきらなくてはならない事はあるのです。

そのかわり、嫌な事があったら何でも話して欲しいと言いました。
こんな事を言われて、どう嫌だったか、我慢しなくていいからと。
耐えられない事は変えなくては。変わるのは自分達の考え方かもしれないし、要望をあげる事かもしれません。

『続ける』ために、『やり抜く』ために。

視点を変える事にしました

目の前の試合単位で考えるから、怒られて嫌だな~という気持ちばかりがクローズアップされてしまう気がして、高い目標からブレイクダウンさせる事にしました。

まず、

・バスケットボール競技そのものは好き
 →Wリーグ見に行きたい~、シューティングしたい~、自主練したい~ という発言はあるのです。

・将来の目標である『スポーツでケガをした人の助けになりたい』を達成する
 →ここも変わってません、今娘は自分の足を自分でテーピングして、痛みが緩和される事に手応えを感じています。

で。

目標をかなえる為に具体的な大学を目標にしました。

筑波大学体育専門学群に進学する事

憧れの選手、藤岡真奈美選手の母校であり、大神雄子選手がトヨタ自動車アンテロープスアシスタントコーチをしながら大学院生として進んだ大学であり、インカレ強豪バスケットボール部のある筑波大学です。

体育専門学群には学科試験の他に実技試験があります。
だから、競技者として結果を出す事、スポーツ技術の基礎を身につける為にバスケットボールを続けよう!

という風にもっていったのです。

監督に怒られて嫌だな~、ではなくて、競技者になる為、基礎を身につける為、乗り越えなくてはいけないハードルだと思ってもらう為です。

そもそも、監督って事実しか言ってないんですよ。

「オフェンス参加してないぞ~」

とか

「全部おまえが抜かれてシュート決められてるぞ~」

とか。

このあたりは『事実』ですので、娘としても素直に受け入れています。

ただ、6年生に対しては、

「ばーーーーーか」

とか

「弱いもんね~、4年生に決めてもらわないとシュート入らないもんね~」

とか

「もうボール触らないで、端っこで立ってて」

という発言がちょいちょい飛び出ます。
最後の学年だから、勝敗への責任が重いから。

ではあるのですが、自分に対してではなく、6年生に対するこうした発言に、娘はじわじわとHPを削られているようで。
当然来年は自分が言われる立場ですから、それを考えて憂鬱な気持ちになってしまうようです。

そのあたりはちょっとどうにかならんかな、という気持ちも親としてはあるのですが、
ともかく、何を言われても、自分の目標を達成する為の途中経過にすぎないのだと視点を変えて欲しいと思いました。

何とか娘の気持ちも今日のところはひとまず上に向いたようで、
この目標を達成する為のマイルストーンに落とし込んでいきたいと思っています。

相変わらず怒られまくってはおります

今日も練習試合でした。
そして怒られまくっていました。
楽しくもつまらなくも無い。

態度はフラットですが、試合に出れば(少なくとも)手を抜いているようには見えません。
全力でやっているようです。

辞めるから、と、開き直って、あと少しの辛抱だからと思っているのか、でも、自主練するから体育館予約しようか?
と、聞くと「行きたい~」と言うのですね。(結局空きが無くて予約はできなかったのですが……)

6年生のお母さんに相談すると、うちの子もしょっちゅう辞めるって言ってたよ~、という言葉に、
少し安心したりとか、唯一いる同級生のお母さんにも、一人になっちゃうし、辞めないで欲しいな~とも言われていて、
(私個人としても)やっぱり続けて欲しいなあと思ってしまいます。

指導者への信頼感が回復すればワンチャンあるのではないかと思っているので、
ひっそり応援を続けるのでした。

フリースロー連続10本落とさず決まるまで帰れま10

娘のフリースロー連続記録は13本です。
(試合で、ではなくて練習で、ですが)

当時の6年生の記録が21本、卒団したOGの中には93本決めた子もいるらしく、上を見上げればきりがありません。

まずは自分自身の記録である13本を超えるところから、なのですが、昨日は11本。
最初は連続で決まらなくなってきたり、8本目で落としたりして不機嫌そうにしていましたが、
最後の方は集中してきて、

「ちょっと休憩する?」

と、聞いても、無言で打ち続けて10本達成。
そのまま続けよう、と、なって、1本は入れたのですが、12本目で落としてしまいました。
まだ身体が覚えてる感じではありませんが、足を痛める前の感覚を少しづつ取り戻して、自信をつけていって欲しいですね。

まずは自分の記録を超える事、次は尊敬している先輩の記録を超える事。そうやってモチベーションをキープしていければよいと思います。
何か一つ、自信を持ってできるプレイがあればそれを支えにできますから……。