湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

声を出すようになって少しだけ何かが変わった気がします

一番大きいのは、ノーマークで声を出して呼んでいれば、少なくとも「何もしていない」事にはならなくなった事ですかね。

パスはきません。
でも、パスを呼んでいれば、ボールマンは何故パスをしないのかという事になります。

何もしてなくない。
声を出している。
パスを呼んでいる。

決勝リーグの三試合。
一試合目はいつも通り緊張してぐだぐだでした。

リバウンドに絡めていなかった。
でも、『声は出していた』

残り時間を言ったりしていた。

一試合目、いつも通り3Q4Qには出場できませんでしたが、ラスト一人5ファールになった為、プレイタイムをもらう事ができました。
二試合目は、相手が長身選手が多かった為か3Q4Qにも出場させてもらえました。一点差で負けてしまいましたが、最後までコートに立ち続ける事ができました。
三試合目。長身のセンターにずっと張り付いていました。4Q、5ファールになってもいいからやりきれ と言われて、途中5ファールでシックスマンと交代になりましたが、娘はやりきったと満足そうでした。

娘が言うには、シックスマンが控えてくれているのは頼もしいし、精神的にラク。なのだそうです。

なんか、母より娘の方がずっと大人なのかもしれません。
母は、5年生に技術や勝ちたいという気持ちで負けている娘をふがいなく思っていました。

でも、娘自身は冷静に自分の実力と自分よりも技術もやる気のある5年生を認めて、受け入れていたのかもしれないなあ、と。

母だけがイライラして情けないと思っていたのかもしれません。

6年生なんだから上に立たなくてはいけないんじゃないかと思っていましたが、
娘は自分のできる事とできない事をわかっていて、折り合いをつけていたのかもしれません。

三試合、反省すべきところも沢山ありましたが、少なくとも居ても居なくてもいい存在なんかじゃないんだ。
と、母がどれだけ娘をあなどり、見くびっていたのか思い知らされて、少し恥ずかしい気持ちにすらなりました。

次は順位戦です。
ここで勝てば県大会出場です。

去年と一昨年の6年生が果たせなかった目標を果たしたいとか、そういった事を娘は言ったりはしませんが(言って欲しいですけど)、できる事を全力で、できる事を増やしていって欲しいです。(走れるようになるといいですね、足が痛くて6分間走でも、思うように走れてなかったですが)