湯遊茶々 弐

申し込むだけ申し込んでほったらかしでした……。

期待するからがっかりするのだ

一日ずっともやもやしていましたが、いくら思い悩んだところで相手が変わるわけでは無いし、自分でできる事をするしかないなと開き直りました。
強豪チームの指導者だからといってそれが本職というわけでは無いし、長く指導していてコーチングフィロソフィーも持っていらっしゃるとはいえ、あくまでもボランティアの人なのです。
獅子の子落としなどと言って、這い上がってこない子を淘汰するというのは野生動物でもできる事で、ナレッジ、心理学など、指導方法をアップデートしていくなんていうのは本職、せめて教職にある人でなければ期待すべきでは無いと割り切る事にしました。

あと実際は違うらしいですけどね。
gigazine.net

見込みの無い子に時間をかけるより、有望な子に時間をかける方が利回りがよいのですから、希少な時間を提供していただいている立場でそこまで期待するのは身の程知らずでした。

指導方針に不満は無いのですから、メンタル面については親がフォローしつつ、最悪辞めればいいや、と、思う事にしました。
元から『辞める』事は検討したものの、一種の責任感からやらなくてはと考えていましたが、しかしそれは子供に心理的ダメージを負い続けてまで果たさねばならない責任では無いので。

弱虫でもいいです、メンタル弱者でもいいです。
傷ついてまで続けるようなものではないのです。
どこでだってできる、誰とだってやれる。

チームでできない基礎的な技術の向上やストレッチは家でやると割り切って粛々と努力するのみです。

ここで話を切り替えて、練習時間についてです。
今まで6年生は月曜日以外フルで練習が入っていました。
来年度どうなるかわかりませんが、
個人的にはもう1日オフの日があってもいいんじゃないかと考えています。

今娘の体重を毎日量っているんですが、当然ながら練習のある日は体重が減り、無い日は増えます。
身長を伸ばすにも体を大きくするにも、ある程度体重は必要なはずです。成長の方に使うエネルギーが運動に回っているような気がしてならないのです。
娘のチームのかつての上級生達を見ていて、あまりにも細いというか華奢だなあとずっと思っていました。

練習しすぎなんじゃないの?

と。

できればオフ2日、平日3、土日2、くらいがいい案配なんじゃないかなと。
試合の動画で研究もしたいんですが、毎日練習があると、練習以外は宿題などで満足に時間が取れません。
娘の場合、通常で週2日、痛みのある時は3日整骨院にも通っているのでますます時間がありません。

がむしゃらにやっても、考える頭がともなわなくてはただ体を動かしているだけになってしまいます。
娘が本能的に備わっていないものを、インプットする事で補い、試合中にホワイトアウトする事が無いよう、備える為の時間をどこかで確保したいのです。

私はこの1年色々本を読んできましたが、バスケットボール(というかスポーツ)は、一定程度はロジックなんではないかと考えています。
下肢の使い方、床からの反力を投げる力に変える、なんてのは物理学的ですし、
最も得点率の高い場所からシュートできるようアシストするというのは統計学的でもあります。
リバウンドもある種力学です。

もちろんトップアスリートはそれだけでは無いと思いますが、
娘はそこまで高いレベルを目指しているわけではありません。
セオリーをまず理解して、判断の選択肢を持った上で、それを実行できる技術をつけるには、判断の選択肢を増やす必要があります。
失敗を振り返り、同じ間違いを繰り返さない為の時間が必要です。

ケガから復帰したのが10月の第一週、まだ2ヶ月です。
結果が出るとしてもあと1ヶ月は必要なはずです。
ケガをしないように、努力を続けられる環境を整えるという私の考えは変わりません。